トップページ > 商品紹介 > 七宝暈し小紋着尺(薄茶鼠・刷毛暈し)

商品紹介

七宝暈し小紋着尺(薄茶鼠・刷毛暈し)

この商品についてのお問い合わせ

この商品を注文する

※オンラインショップへ移動します。


商品説明

細かな縞で緩やかな斜め縞地紋を織り出した紋意匠生地に、薄茶鼠色の微妙な濃淡で七宝文様が描かれています。文様と文様の間、薄茶色から白色へふんわりと変化していく色。この柔らかな色の変化は“暈し染め(ぼかしそめ)”と呼ばれる、伝統的な技法で染められています。

暈し染めは一般的な糸目友禅や型友禅とは違い、生地を直接、刷毛(はけ)で染めていきます。色が次の色に変化していく加減、つまり“暈し加減”は職人の感覚によるもの。できるだけ柔らかく、ふんわりと。一度染め始めればやり直すことはできないため、職人の技量と感性がはっきりと出てしまいます。熟練した職人が約13メートルの白生地の上で、スッ、スッ、スッとリズムよく刷毛を動かす様子は、見ていてとても気持ち良いものです。

もう一つ付け加えるなら、こちらが曲線の連続文様という事。一般的な暈し染めは“段暈し”など直線的なデザインが主流です。まっすぐな刷毛で、曲線を連続して暈しながら染めるには大変高い技術が必要です。

技法ばかりに話が偏ってしまいましたが、染められている色もなんとも言えない柔らかな上がりです。少し光沢のある生地の地紋と光の加減によって、目に映る色が少しずつ変化します。直線的な地紋と曲線の七宝の重なりが面白い組み合わせです。

帯合わせ次第で幅広いコーディネイトがお楽しみ頂けるのでは思います。楽しい染帯を合わせて…格のある帯でよそいきに…。シンプルで着回しのきく小紋は、きっとあなたを引き立ててくれます。お着物も素敵ですが、コートや羽織へのお仕立てもとてもおすすめです。お手持ちの帯とのコーディネイトなどお気軽にご相談下さい。

*コートや羽織へのお仕立てをご希望のお客様は、ご注文時にお知らせください。

■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。袷仕立てをご希望のお客様は、ご注文時に八掛の色目(地色共・ご希望の色等)と、無地か暈しのご指示をお願いいたします。寸法のご相談などございましたら、お気軽にお申し付けください。

■お手入れについて
日常のお手入れは、汚れやすい衿や袖口や裾等の部分洗い(溶剤)で十分です。長期間の保存の前や、シーズン終りなどには、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。

■ガード加工について
ガード加工をご希望のお客様は、オンラインショップのプルダウンメニューより【+ガード加工】をお選びください。ご指定の無い場合の加工は、パールトーン加工となります。 その他の加工をご希望のお客様はご連絡をお願い致します。 ・シルクガード・ハジックガード加工等

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。

七宝暈し小紋着尺(薄茶鼠・刷毛暈し)

【素材】
絹100%
【生地巾】
約37cm
【生地丈】
約12.5m
【価格】
売切御礼

この商品をみたお客様は、こんな商品もみています

  • 染織には人を魅了する不思議な力がある。たった一枚の布や裂が“人生を変える”そんな出会いになることがあるのです。今回ご紹介する手描きジャワ更紗の帯地は、そんな染織の不思議な力にみせられた藤・・・
  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・
  • 竺仙で近年人気のある綿絽の浴衣です。白地に可愛らしい梅鉢を注染(ちゅうせん)で染め上げてあります。綿絽はコーマよりも軽く、風を通し見た目にも涼やかです。また竺仙の綿絽は段絽(乱絽)と言い、絽目が不規則・・・
  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・
  • 三年前、偶然見かけた一枚の布。私の中で何かが閃き、一瞬で心が奪われました。伸びのあるデザインに、シンプルで心地よい配色。一枚の布から感じた印象は、その後初めてお会いした”大木夏子さん”そ・・・
  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・