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読み物

三才山(みさやま)紬 -横山俊一郎-

信州、松本市から車で約30分。辺りを山に囲まれた静かな集落の中に、ご家族でみさやま紬を織られている、横山俊一郎さんの工房はあります。「三才山」とはこの土地の地名です。つまり、この土地で織る紬だから「・・・

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一途に、一心に -土佐手縞・福永世紀子-

この仕事をしていると時々、作品に恋をすることがあります。そう頻繁にある事ではないですが、他のどんな言葉よりもそう表現するのが一番しっくりくるのです。なぜ?と聞かれても、自分の中に説明できるような明・・・

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大人の浴衣 -素材選び-

浴衣は元々「湯帷子」という入浴着でした。それが時代の変化と共に湯上り着から、今では夏のおしゃれ着に。花火や食事など、気軽に楽しめ、きもの入門編としてもおすすめです。しかし一言で浴衣といっても、価格・・・

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裁ち合わせ

2回目は「裁ち合わせ」についてです。着物は基本的なデザイン(形)が決まっています。このデザインの中で反物の柄を生かし、着る人の好みや個性を引き出し、尚且つ体型の欠点を隠し美しく見せる事が大切です。上記・・・

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自分で出来る着用後のお手入れ

着物や帯は着るたびに丸洗いする必要はありません。日頃のお手入れは部分的なしみ落しや、ファンデーションなどで汚れやすい衿、袖口、裾等の部分洗いで十分です。特に着物の衿や、長襦袢の袖口などは汚れやすい・・・

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自分で出来る半衿のお手入れ

きれいな半衿が掛けられた衿元は、着ていても見ていても気持ちのいいものです。できるだけこまめに外して、お手入れしたいものです。また付着した汚れは早ければ早いほど生地に負担を掛けることなく綺麗になりま・・・

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伝統と向き合い、自分と向き合う -江戸小紋染め・浅野栄一-

江戸小紋。その魅力とルーツは武士の裃にあります。江戸時代、将軍家を筆頭に各藩は独自の定め柄を設け他所の藩と区別するためのシンボルマークとしました。町人文化の中、しだいに庶民の間にも広がりをみせ、よ・・・

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採寸と寸法

美しい着物姿には色・柄はもちろんですが、身にあった寸法としっかりとした仕立てが欠かせません。一反の反物が着物になるまでには、色々な工程があり、また様々な人が関わっています。このシリーズでは、弊店の・・・

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工芸帯地 洛風林

私が呉服の仕事を始めて少し経った頃、父に連れられ京都で洛風林の展示会に伺いました。そのころもう先代の徹雄さんは表には出てきてはおられず、変わりに当代の麗子さんとご挨拶を交わしました。本当に何も分か・・・

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幻の染めを現代に伝える -辻ヶ花染め・佐々木宗一-

京都市内から車で約30分。愛宕山麗の南、嵯峨野の山間に佐々木宗一さんの工房はあります。辺りを緑で囲まれた静かな場所で奥様と2人、日々「辻ヶ花染め」と向き合っておられます。辻ヶ花染は室町時代から江戸初期・・・

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