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鎖国の解けた明治時代は『舶来』といってなんでも外国品を珍重し、和服の衿元に
ブローチをつけ、指輪をしてハンカチを持つのが若い女性の間で流行しました。
敗戦後の昭和・平成もこの時代に似ていますが、パーティーの装いとして着物に
ピアスをするというのは自由です。
ただし、お茶席の場合のピアスはなさらないほうが良いでしょう。
耳に穴を開けなければならないピアスは、おしゃれのために自分の身体を傷つけることでもあり
異常に不自然です。自然を尊ぶ作動の席には必要ないばかりか、その不自然さが目立つでしょう。 |
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お茶席での髪は結いまとめた方が邪魔にならず、他の方へも失礼にあたりません。
着物によって髪飾りをつけても差しつかえませんが、びらびら簪やつまみ簪、
ひらひらしたリボンや房飾り、羽毛などのような動きのあるものは茶席ではさし障ります。
若い方は古代裂や古い丸帯などの端切れで作った蝶結びや、ブローチなどを工夫してつける
程度がふさわしく、古い形見のべっ甲蒔絵の平打ちなどは上品で中年の方にも似合います。 |
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着物に何かこぼしたときは、すぐに弾き落とすか、布に吸い取らせるなどして、
広がらないようにします。このとき大切なのは、絶対にこすらないこと。
こすると汚れが落ちにくくなるばかりか、スレが発生し、さらにダメージを受けてしまいます。
特にレストランなどではとっさに濡れお絞りで拭きがちですが、コレは厳禁。
薬品を含んでいることがあるので、スレに加えて、変色の原因になったりします。
外出の際にはこんなときのために白のガーゼハンカチなどを持っておきましょう。
そして、その場では無理に汚れを取ろうとせず、広げないように注意するにとどめます。
帰宅後、出来るだけ早く、専門業者に手入れを依頼しましょう。 |
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絹の着物とすべての袷の着物は、家庭では洗えません。
洗うとすれば、基本的には木綿や麻、ウール、化繊の単衣だけです。
(化繊の袷については商品によって違います)
木綿のように素材としては洗濯に強いものであっても、袷の場合は、裏地が洗えない生地だったり、
裏も洗える生地でも縫い糸や表地との収縮率が違うといった問題があります。
この収縮率の違いは大切なポイントで洗濯によって生地がきれいになっても、縮んだり、
縫い目がつれたりすると、結局は見苦しくて着られなくなってしまいます。
単衣でも、高価なものや、縫い糸の素材によっては、洗わないほうが無難です。 |
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着物の制作過程で多くの水を使う工程を通るのに、なぜ水に弱いといわれるのでしょう。
その理由のひとつは「スレ」です。これは、水に濡れること自体ではなく、濡れたときの
扱い方の問題です。もうひとつは色がにじむこと。濃い色は、水洗いしてもわずかに染料が
残りますので、水に濡れると溶け出すことがあります。
また、収縮することも挙げられます。着物地の多くは、緯糸に強い撚りを掛けているため、
濡れると縮みます。実際には収縮するほど濡れることは少ないはずですが、例えば、
雨がかかった所が局所的に収縮して、濡れ跡としても残ることがあります。
そして、保管中の湿気はさまざまなトラブルの原因となります。着物に水分は禁物と覚えて、
注意して扱いましょう。 |
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着物を長持ちさせるには五つの原則があります。
1,「しまいっ放し」が諸悪の根源。まめに点検して湿気を防ぐ。
2,ウール、ゴム類、粗製の紙と一緒に保管しない。変色の危険あり。
3,防虫剤の使い方に注意。「着物に向くものを1種類だけ」が無難。
4,光に当たらないようにすること。日陰のつもりでも油断は大敵。
5,当分着ないものや夏物などは手入れに出してからしまう。 |