トップページ > 商品紹介 > 二陪織 袋帯(筥形華文・有職織物)

商品紹介

二陪織 袋帯(筥形華文・有職織物)

この商品についてのお問い合わせ

この商品を注文する

※オンラインショップへ移動します。


商品説明

透明感を感じる白地に“筥形華文”と名付けられた文様が織り出されています。有職織物の一つ、“二陪織物(ふたえおりもの)”。ふっくらとした絵緯(文様を織り出す緯糸)に用いられた三色が美しく調和し、色数を用いずとも素晴らしい品格を保っています。

辞書を引くと、有職とは「朝廷や公家の儀式・行事・官職などに関する知識。また、それに詳しい人。」とあります。つまり“有職織物”は元々、朝廷や公家の為のもので、十二単などに代表される「重装束」の色・文様・織を基本としています。
綾・浮織物・顕紋紗・錦・羅・紗・穀などの多岐にわたる技法と、長い年月をかけ磨かれた美しい文様・色彩。その中で二陪織は、唐衣や表着・小袿などに用いられる有職織物。地組織とふっくらとした絵緯(文様を織り出す緯糸)のコントラストが大変美しい仕上がりです。

帯の裏をご覧頂くとよく分かりいただけるのですが、通常の帯地とは異なり、文様を織り出す緯糸が生地の裏に渡っていません。1本1本の緯糸を丁寧に始末しながら文様をおりだしていく大変手間のかかる仕事。その中でもここまでの繊細な織は、西陣でも指折りの職人の手によるものです。

とても控えめですが、存在感と品格を感じる帯地です。よそいきの小紋、色無地、付下、訪問着などに合わせてお楽しみ頂ければと思います。ハレの席やお茶席などでお締め頂ければ、より帯地のもつ魅力を感じて頂けるはずです。お手持ちのお着物とのコーディネイトなどお気軽にご相談下さい。


■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。帯芯の堅さや、寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。

■お手入れについて
日常のお手入れは、部分的なしみ落としで十分です。長期間の保存の前や、全体の汚れが気になる場合は、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。

二陪織 袋帯(筥形華文・有職織物)

【素材】
絹100%
【生地巾】
約31cm
【生地丈】
約4.6m
【価格】
売切御礼

この商品をみたお客様は、こんな商品もみています

  • 深みのある紫色の地に、「大牡丹唐花」と名付けられた文様が織り出されています。ふっくらとした絵緯(えぬき・文様を織り出す横糸)が印象的な唐織袋帯です。適度な張りのある、さらりとした地風。躍動感のある意・・・
  • 「今どきこんな美しい布はめったにないのです」民藝運動の父、柳宗悦の著書「芭蕉布物語」の一節です。沖縄県大宜味村喜如嘉(きじょか)。ここで平良敏子さんを中心に、かつて柳宗悦が訪れたこの地でみた芭蕉布の・・・
  • すっきりと…京友禅らしい薄練色地に、手描き友禅で抽象的な「葉重ね文様」が描かれた塩瀬名古屋帯です。まず目に映るのは、おタイコに描かれた葉々の美しい流れ。洗練された構図と配色、そしてどこか柔ら・・・
  • さらりとした綿紬生地に、注染(ちゅうせん)と呼ばれる技法で、波に千鳥模様が染められています。夏らしい青濃淡の色目が美しい、すっきりとした浴衣地です。注染は大正時代初期に考案された、日本特有の染織技術・・・
  • *こちらは美しいキモノ2018年春号(2018/2/20発売)に、女優の羽田美智子さん着用で掲載して頂いた商品です。現状は未仕立て(反物)となっております。深みのある錆藍地に、大胆な斜め松皮取りの辻が花文様が染めら・・・
  • 瑞々しい白地を背景に縞模様が織り出されています。辺りを山に囲まれた静かな環境で、糸作りから織りまでを一人でこなす浅岡明美さんの九寸名古屋帯地です。1960年、千葉県で生まれた浅岡さん。女子美術大学でデ・・・