トップページ > 商品紹介 > 刺繍九寸名古屋帯(唐花文・灰黄緑)

商品紹介

刺繍九寸名古屋帯(唐花文・灰黄緑)

この商品についてのお問い合わせ

この商品を注文する

※オンラインショップへ移動します。


商品説明

ふっくらとした紬織の生地に、“唐花文”が手刺繍によって描かれています。洗練された構図と配色、刺繍特有の立体感が美しい九寸名古屋帯です。

友禅染めが生まれるよりもはるか昔から、"刺繍"は布に模様を表現する技法として、人々の生活に寄り添ってきました。駒、相良、まつい、菅など多様な技法から生まれるデザイン。友禅や絞りにはない立体感と陰影、そして刺繍糸特有の光沢と存在感は刺繍ならではの美しさです。

こちらの帯地は、京都の村山刺繍さんの手によるもの。問屋さんというよりは、呉服専門店等からの誂えを主とする悉皆屋さんといった立ち位置です。刺繍をベースに、友禅や絞りなどを併用したオリジナルの着物や帯を手掛けられています。


刺繍九寸名古屋帯(唐花文・灰黄緑)
芝崎さんの座繰り紬と合わせて...


構図や配色の良さもさることながら、ひと際目を引くのはやはり"繍の美しさ"。拡大した写真をご覧頂ければお分かりいただけるかと思いますが、大変丁寧な刺繍が施されています。

附下や訪問着に使用される金駒繍の技法を応用し、太めの色糸が細い白糸で縫い留められています。(8枚目写真参照)唐花の曲線に沿って少しずつ角度を変え、自然な流れで描かれた駒縫の表情。輪郭の薄藍、薄い生成り色と淡い黄土色をバランスよく組み合わせた縫い糸の暈し。見れば見るほどに味わい深い、高度な技と拘りがこの帯地には詰まっているのです。

前腹はタイコ部分とは異なる意匠(デザイン)で描いて頂いています。小紋や織物、色無地のお着物などに合わせて…お手持ちのお着物とのコーディネイトなど、お気軽にご相談下さい。


■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。

■お手入れについて
日常のお手入れは、部分的なしみ落としで十分です。長期間の保存の前や、全体の汚れが気になる場合は、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■写真・色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。

刺繍九寸名古屋帯(唐花文・灰黄緑)

【素材】
絹100%
【生地巾】
約34.5cm
【生地丈】
約3.7m
【価格】
売切御礼

この商品をみたお客様は、こんな商品もみています

  • 爽やかな淡い生成り色の地に、細かな十字絣(蚊絣)が織り出されています。夏らしい透け感と肌触りの良いシャリ感。大島紬・綿薩摩の機屋としても知られる東郷織物さんの夏大島着尺地です。かつては薩摩藩領であっ・・・
  • 「白い花」と名付けられた、岡田その子さんの型絵染め九寸名古屋帯です。ほんのりと赤みを帯びた丁子色に、二輪の花をモチーフとしたデザインが、伸びやかな構図で描かれています。岡田さんらしい、どこか物語を・・・
  • 東京都世田谷区、閑静な住宅街の一角に、柳崇さんと晋哉さんの工房はあります。民藝運動の父と呼ばれた柳宗悦の甥にあたる、柳悦博氏が崇さんの父であり、晋哉さんの祖父にあたります。悦博氏から受け継いだ柳家・・・
  • 染織には人を魅了する不思議な力がある。たった一枚の布や裂が“人生を変える”そんな出会いになることがあるのです。今回ご紹介する築城則子さんも、そんな染織の不思議な力にみせられた一人。骨董店・・・
  • 勝山健史さんは、19世紀末に創業した勝山織物の5代目。古の名物裂にみた“美しさ”これを現代の物として生み出したい。そんな思いを胸に、30代半ばから家業の物づくりと並行して、自身の思い描く美しい・・・
  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・