2013/01/17
工芸帯地 洛風林展
「真実に美しい物は常に新しい」
この言葉は洛風林が創業当時から掲げている信条です。
創業者である堀江武氏は、白洲正子、河合寛次郎、棟方志功等の
多くの文化人達との交流の中で審美眼を磨き
まだ海外旅行が珍しい時代に世界中を旅しました。
古今東西の染織品、工芸品を蒐集、研究し、そこから感じたイメージを帯の製作に落しこんでいったのです。
そうして作り上げられた洛風林の帯には、きものを着る方なら「一度は締めてみたい」そんな風に思わせる魅力があります。
昨年の暮、京都岩倉の資料館にお伺いした際
その理由が少しだけ分かった気がしました。
屋内には創業当時から内外で求めてきた、染織の貴重な資料と膨大な書籍が
1階から3階までの壁面を囲んでいます
それらの説明を受けているとき、堀江麗子さんは
「私たちは単にその布からデザインだけを写す事はしません。実際に触れ、その布のもっと深い所を汲み取り、帯に落し込んでいくんです」
常に物づくりと向き合う麗子さんの言葉に、洛風林の信念のような物を感じました。
時代が変わっても、作りあげる意匠や色が変わっても
決して物づくりへの深い想いは変わらない。
工芸帯地洛風林展、是非ご覧いただければ幸いです。
と き 2月7日(木)‐10日(日)
午前10時-午後7時
ところ ギャラリ―ホワイトキャンバス
*岡山市北区表町1‐6-38-2F
2月6日、洛風林代表 堀江麗子さんを囲んでの食事会を企画しております。詳細はお問い合わせください。また展示会初日の7日は会場にお越しいただきます。皆様のご来場お待ちしております。
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工芸帯地洛風林展
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名古屋帯・百合文
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