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京友禅 九寸名古屋帯(きもの創り京都小阪・桜)
商品説明
いつまでも新鮮な美しさをとどめ、着る人に静かに寄り添う、そんな着物を…。
きもの創り京都・小阪 小阪豊さんの手がける染物は、古典を踏まえながらも、現代的な感性の意匠、都会的な色彩、そして着る人を引き立てる“柔らかな余白”を保っています。
京都でも僅かになってしまった、本糊とも呼ばれる“真糊糸目友禅(まのりいとめゆうぜん)”。昔ながらの糯米を使い描かれた糸目の線は、繊細さと柔らかさ、その絶妙なバランスが美しい仕上がりです。
下絵・糊糸目・色挿・糊伏せ・地染・蒸し水元・刺繍など、細かく分ければ20以上の工程を経て、ようやく一反のきものが完成する糸目友禅。それぞれの工程は分業、異なる職人の手仕事で行われています。
友禅の様子…
そしてその全てを指揮する小阪さんは、昔ながらにいえば悉皆屋、現代風に言えばプロデューサーのような存在。自身の創りたいきもののイメージを職人に伝え、共有し、形にしていく。どちらが欠けても、美しい染物は出来上がりません。
小阪さんがご自身できものを染めることはありません。けれども、その無駄を省き美しさの本質を掘り下げるような美意識と職人を大切に思う気持ちは、職人の手仕事を通して、きものに自然とにじみ出てくるのです。
繊細な友禅の仕上がり…
透明感のある淡い赤香色の地に、桜が描かれた九寸名古屋帯です。
繊細に仕上げられた糸目と友禅の暈し、そして品よく施された金彩。見れば見るほどに…その丁寧な仕事ぶりと美しい仕上がりに引き込まれていきます。
季節の柄を纏うことは、洋服には無い着物の醍醐味。よくどのようなタイミングで締めれば良いですかとお尋ねを頂きます。
もちろん描かれたデザインやTPOによっても様々ですが、例えば今回の桜のように限られた時期に見ごろを迎える花であれば、咲きはじめる1か月程前から、少し咲き始めた位までが良いのではと思います。やはり本物の花が満開で咲く美しさには敵いません。少し先取りが素敵かと思います。
きっと私の拙い写真では、この染帯の美しさの半分もお伝えできていないと思います。ぜひお手に取って、手仕事の素晴らしさをご覧頂ければ幸いです。
■価格について
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■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。帯芯の堅さや、寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。
■お手入れについて
日常のお手入れは、部分的なしみ落としで十分です。長期間の保存の前や、全体の汚れが気になる場合は、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。
■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。
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■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。
京友禅 九寸名古屋帯(きもの創り京都小阪・桜)
- 【素材】
- 絹100%
- 【生地巾】
- 約34.5cm
- 【生地丈】
- 約3.7m
- 【価格】
- 売切御礼
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