2022/09/30
齋藤織物 作品展
京都市北区、西陣と呼ばれる一帯よりも少し北へ上がった住宅街に、齋藤織物の工房はあります。
齋藤織物は京都に店舗を構える呉服店の七代目当主、齋藤貞一郎氏が興した西陣織の機屋。 細見美術館でコレクションの個展が開催されるほど、古裂の収集家として知られる齋藤氏が、自身のコレクションなどをモチーフに図案・組織などを考案されています。
コンクリート打放しの現代的な外観、「齋藤」と表札の掲げられた玄関を抜け工房に入ると、使い込まれた機や糸繰器が並び壁面には貴重な裂が飾られています。 機場に響く紋紙を切り替える音、仄かに香る絹や染料の匂いが、ここで美しい手仕事が生まれている事を感じさせてくれます。
齋藤織物の帯地は、西陣でもごく僅かになった手織りに拘り、唐織、ローラン、三本紗、古代裂の復元など様々な織物を製作されています。
「西陣織の歴史の枠にとらわれず、現代の感性が際立つ独創の品々を。」
そんな齋藤氏の言葉の通り、古典や古裂を本歌としながらも、その織の美しさ、意匠性は単なる復元に留まらない、現代に生きる工芸としての新鮮さを感じさせてくれます。
今回の作品展では、一年以上の期間をかけ誂えて頂いた帯地を中心に、35点以上の作品をご用意しております。 また目ざしと呼ばれる豊富な見本裂からのお誂えや、切嵌帯地のご注文も承っております。
手仕事の美しさ、そして今改めて西陣織の魅力に触れて頂ければと思います。皆様のご来場お待ちしております。
齋藤織物 作品展
【岡山会場】
と き 10月6日(木)‐9日(日) 午前10時‐午後19時
*初日は午後13時開場。最終日は午後17時まで。
ところ ギャラリーホワイトキャンバス
*岡山市北区表町1-6-38-2階
【東京会場】
と き 10月17日(月)‐23日(日) 午前11時‐午後19時
*初日は午後13時開場。最終日は午後16時まで。
ところ 新井画廊
*中央区銀座7-10-8
*銀座展併催(秋冬物の新作もご用意しております)
問合せ tel 086-801-0551
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