2024/09/14
岡本紘子 作品展
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型染には過剰な技術がない。色は単純に煮つめられている。
質は見せかけがなく堅実で、模様は絵画から離れて、
型紙の必然から生れた模様になり切っている。
このように型染には、手仕事の根元的なものから発する美しさがある。
芹沢銈介‐型染の工房から‐
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神奈川県湯河原町、相模湾を望む高台に、岡本紘子さんの工房はあります。
女子美術大学卒業後、芹沢銈介氏に師事されたのち
同門の染織家、岡本隆志さんと結婚。
現在も湯河原のご自宅兼工房で、ご夫婦それぞれの作品を制作されています。
型を彫り、糊を置き、色を挿す。
型絵染めという言葉は、1956年に芹沢銈介氏が人間国宝に認定された際、
その他の型染めの技法と区別するために考案された名称です。技法的には沖縄の紅型とよく似ています。
岡本さんをはじめ、作家と呼ばれる方達の作品は、
図案、型彫り、糊伏せ、色挿し、地染めまで基本的に一人で行います。
そのため分業の多い京友禅などとは違い、作家の個性や想い、感性が作品に強く表れます。
今回の個展では、二年以上を掛け制作して頂いた、岡本紘子さんの作品を発表をいたします。
これまでにない配色の作品、また結城紬や野蚕、柳晋哉さんに誂えて頂いた白生地にも挑戦して頂きました。
『年を重ねるごとに自由になっている感覚』
紘子さんが仰った言葉の通り、仕上がった作品からは
染織にありがちな堅苦しさや制約を感じません。
見ていて本当に心地よく、素直に素晴らしいと思えるのです。
岡本 紘子(おかもと ひろこ) 略歴
1942年 東京生まれ
1960年 女子美術大学短期学部生活美術科入学・柚木沙弥郎氏に師事
1962年 女子美術大学短期学部卒業・芹沢銈介氏に師事
1964年 国画会初出品 初入選
1969年 岡本隆志氏と結婚
1985年 国画会会員推挙
岡本紘子 作品展
【岡山会場】と き 10月4日(金)‐6日(日) 午前10時‐午後19時
*最終日は午後17時まで。
*岡本紘子さん在場は4日午後・5日・6日夕方まで
ところ ギャラリーホワイトキャンバス
*岡山市北区表町1-6-38-2階
【東京会場】
と き 10月14日(月・祝)‐20日(日) 午前11時‐午後19時
*初日は午後13時開場。最終日は午後16時まで。
*岡本紘子さん在場は、14日・19日・20日
*16日・17日は販売を行わず商品をご覧頂くだけの日といたします。
ところ 新井画廊
*中央区銀座7-10-8
*銀座展併催(秋冬物の新作もご用意しております)
ギャラリートークのご案内
今回の作品展では、岡本紘子さんによるギャラリートークを企画しております。制作や型絵染めとの出会い、師事された芹沢先生や作品についての解説などをお話頂きます。
各回40分程度、参加費は無料です。
お申込みはお電話・公式ライン・インスタグラムなどから承ります。
お申込み多数の場合はお断りさせて頂く場合がございますので何卒ご了承下さい。
【岡山会場】
と き 10月4日(金) 午後14時~
10月5日(土) 午前10時~ ・ 午後14時~
10月6日(日) 午前10時~
【東京会場】
と き 10月19日(土) 午前11時~
10月20日(日) 午前11時~
問合せ TEL 086-801-0551
instagram 染と織たかはし instagram
mail okimono@silk.plala.or.jp
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お客様へご案内
今回の会では、東京会場の10月16日(水)・17日(木)の2日間を、販売を行わず、商品をご覧頂くだけの日といたします。
お客様にとって、初めての呉服店はやはりとても敷居が高いもの。
『どのような商品があるのか見てみたい。』
『初めてのお店で不安。』
そんなお客様に、ゆっくりと安心して弊店の商品をご覧いただける日になればと考えております。
商品や作品のご説明、また着装などは通常と同じように対応させて頂きます。
多くのお客様にご利用いただければ嬉しく思います。
*事前にご予約を頂いておりますお客様のご注文品、お誂えなどは通常通り対応いたします。