トップページ > 商品紹介 > 柳晋哉 綾織九寸名古屋帯(斜め絣)

商品紹介

柳晋哉 綾織九寸名古屋帯(斜め絣)

この商品についてのお問い合わせ

この商品を注文する

※オンラインショップへ移動します。


商品説明

東京都世田谷区、閑静な住宅街の一角に、柳崇さんと晋哉さんの工房はあります。
民藝運動の父と呼ばれた柳宗悦の甥にあたる、柳悦博氏が崇さんの父であり、晋哉さんの祖父にあたります。悦博氏から受け継いだ柳家の織と工房を、現在はお二人を中心にご家族で守られています。

「柳舎」と表札の掲げられたエントランスを抜け工房に入ると、使い込まれた高機や撚糸器が並び、染場を備えた土間が続いています。そして仄かに香る絹と染料の匂いがここで美しい手仕事が生まれている事を感じさせてくれます。


柳晋哉
工房にて…


東京駅から工房まで眺めてきた都会の景色と工房のギャップに最初は少し驚きましたが、回数を重ねる度、晋哉さんの作品から感じる都会的な空気はやはりこの場所に工房があればこそなのだと思うようになりました。

そんな晋哉さんと初めてお会いしたのは七~八年前、お父様が出品をされていた京都の作品展での事でした。当時二十代の自分より若く、作家として染織を生業とする人との初めての出会いに、 驚きと嬉しさが込み上げてきたのをよく覚えています。
*柳悦博…1917年生まれ。染織作家。伯父は柳宗悦、兄は女子美術大学学長を勤めた柳悦孝。芹沢銈介、白洲正子と親交。1995年逝去。


柳晋哉
工房にて、お父様の柳崇さんと晋哉さんの奥様…


柳家の作品は、純国産の絹に拘り、糸の撚糸から、草木を主とした染め、整経や機織り、砧打ちなど、可能な限りの工程を工房でこなされています。
奇をてらわず、手間を惜しまず、美しい絹糸を、美しい作品に…そんな手仕事が、今も淡々と積み重ねられているのです。

「どこにでもあり、誰にでもできそうな
しかしその人にしかできない様な、素直でちょっと素敵な作品を…」

そんなお父様の言葉のように、素直で瑞々しい感性にあふれた作品は“柳晋哉”その人にしかできない織物なのです。


柳晋哉
晋哉さんの瑞々しい感性を感じる仕上がり…

前置きが大変長くなりましたが、柳晋哉さんの九寸名古屋帯地です。
淡い練色の地に、「斜め絣」と名付けられた柳家の伝統的な文様が織り出されています。シンプルで洗練されたデザイン、素材(糸)、そして晋哉さんの感性が混ざり合い、本当に美しい仕上がりです。

織物から小紋・色無地などに合せてお楽しみ頂ければと思います。お手持ちのお着物とのコーディネイトなど、お気軽にご相談下さい。


■価格について
諸事情により販売価格は非表示とさせて頂いております。何卒ご了承下さい。ご購入ご希望のお客様は、お問合せフォーム・メール・お電話などでお気軽にお問合せ下さい。

■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。

■お手入れについて
日常のお手入れは、部分的なしみ落としで十分です。長期間の保存の前やシーズン終りなどには、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

柳晋哉 綾織九寸名古屋帯(斜め絣)

【素材】
絹100%
【生地巾】
約34.5cm
【生地丈】
約3.7m
【価格】
売切御礼

この商品をみたお客様は、こんな商品もみています

  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・
  • 東京都世田谷区、閑静な住宅街の一角に、柳崇さんと晋哉さんの工房はあります。民藝運動の父と呼ばれた柳宗悦の甥にあたる、柳悦博氏が崇さんの父であり、晋哉さんの祖父にあたります。悦博氏から受け継いだ柳家・・・
  • 日本最西端の島として知られる、沖縄県与那国島。台湾まで100km程のこの島で、琉球王朝の時代から続く独自の染織文化が、今も島民の方々によって守られています。年間約80反。沖縄各地で織られる“花織&rdqu・・・
  • シンプルな小町(千両)形の台に、白地に蒼色が映える小紋柄の花緒を挿げた桐下駄です。すっきりとした台と花緒の組み合わせはコーディネイトの巾が広く、浴衣や帯の色も選びません。ついつい後回しになりがちな小・・・
  • 鮮やかな瑠璃紺と白、夏らしいコントラストが美しい「雪花絞り」の浴衣です。染まり上がりの柄が雪の結晶のように見える為、“雪花”と呼ばれています。雪花絞りは一反の白生地をアイロンをかけながら・・・
  • 勝山健史さんは、19世紀末に創業した勝山織物の5代目。古の名物裂にみた“美しさ”これを現代の物として生み出したい。そんな思いを胸に、30代半ばから家業の物づくりと並行して、自身の思い描く美しい・・・