トップページ > 商品紹介 > 東郷織物 夏大島着尺(十絣・薄生成り・広巾)

商品紹介

東郷織物 夏大島着尺(十絣・薄生成り・広巾)

この商品についてのお問い合わせ

この商品を注文する

※オンラインショップへ移動します。


商品説明

爽やかな淡い生成り色の地に、細かな十字絣(蚊絣)が織り出されています。夏らしい透け感と肌触りの良いシャリ感。大島紬・綿薩摩の機屋としても知られる東郷織物さんの夏大島着尺地です。

かつては薩摩藩領であった宮崎県都城市。現在も薩摩文化を色濃く残すこの町に、東郷織物さんの機場はあります。現在はご家族を中心に、数名の織手さんと共にモノづくりに励まれています。


東郷織物 夏大島着尺(十絣・薄生成り・広巾)
柔らかな透け感と、心地よい肌触り…


大島紬独特の技法によって生み出される精緻な絣の伝統を受け継ぎ、戦後開発された夏大島ですが、他の産地と同様に、年々織り上がる点数が少なってきています。 現在は月に数点、特に今回の反物の様に、経糸と緯糸で柄を織り出す絣は、作り手の高齢化などもあり出会う事は大変に少なくなりました。*現在の夏大島は緯糸のみで柄を織り出す絣や織機(機械織)の着尺が主流です。

その中でも、今回の夏大島は別格の絣の細かさ。東郷さん曰く「今織る事のできる、一番細かな絣です。うちは仕上がりの風合いを一定に保つため、夏大島専門の織子さんを抱えています。それでも1反織るのに2か月以上、とても時間がかかる仕事です。」


東郷織物 夏大島着尺(十絣・薄生成り・広巾)
しな布の帯と合わせて…


袖を通して頂くと、まずその軽さに驚かれるのではと思います。そして強撚糸による、夏大島特有のシャリ感。ついつい布を触りたくなる心地よい生地風です。

"夏大島"と名前の付くものは様々な機屋さんのものを拝見しますが、私は特に東郷織物さんの布感に強く惹かれます。織の精緻さはもちろん、糸質への拘りを感じる仕上がりの美しさ。反物を通して、その丁寧な仕事ぶりがひしひしと伝わってくるのです。

帯合わせ次第で幅広いコーディネイトがお楽しみ頂ける夏大島。織の帯も良いですし、染帯などを合わせても素敵ではないでしょうか。夏のお着物は、素材や生地風、透け感など袷の時期とはまた違った、"きものの美しさ"を感じさせてくれます。お手持ちの帯とのコーディネイトなどお気軽にご相談下さい。


■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。寸法のご相談などございましたら、お気軽にお申し付けください。

■お手入れについて
日常のお手入れは、汚れやすい衿・袖口や裾等の部分洗いで十分です。長期間の保存の前や、シーズン終りなどには、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

東郷織物 夏大島着尺(十絣・薄生成り・広巾)

【素材】
絹100%
【生地巾】
約40.6cm
【生地丈】
約13m
【価格】
売切御礼

この商品をみたお客様は、こんな商品もみています

  • 北村武資氏は1935年京都生まれ。京・西陣で得た高度な織の技術と現代的な感覚によって、織の造形に新たな地平を切り開きました。氏が織の世界に入って六十余年。羅と経錦、二つの人間国宝(重要無形文化財保持者)・・・
  • 鮮やかな瑠璃紺と白、夏らしいコントラストが美しい「雪花絞り」の浴衣です。染まり上がりの柄が雪の結晶のように見える為、“雪花”と呼ばれています。雪花絞りは一反の白生地をアイロンをかけながら・・・
  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・
  • 東京から南に約290㎞、伊豆諸島の最南端に浮かぶ常春の島、八丈島。自然豊かなこの島で、数百年もの昔から変わらず織り続けられている絹織物、それが本場黄八丈です。黄、鳶、黒、全てが島の草木から染められる、・・・
  • 三年前、偶然見かけた一枚の布。私の中で何かが閃き、一瞬で心が奪われました。伸びのあるデザインに、シンプルで心地よい配色。一枚の布から感じた印象は、その後初めてお会いした”大木夏子さん”そ・・・
  • シンプルな舟形の台に、有松絞りの綿絽生地の花緒を挿げた桐下駄です。すっきりとした台と花緒の組み合わせはコーディネイトの巾が広く、浴衣や帯の色も選びません。ついつい後回しになりがちな小物ですが、洋装・・・