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山口良子 首里織着尺(花織・薄桜鼠色)

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商品説明

現在も様々な染織の技法が受け継がれる沖縄にあって、ひと際格調高い織物である首里織。
元々は琉装と呼ばれる独自の衣装文化の中、琉球王朝時代の王族や士族など身分の高い人々の為に織られていたものです。沖縄の風土に適した軽やかな地風と、日本や中国、南方との交易によってもたらされた、様々な文化・技術を背景とした意匠(デザイン)が特徴的です。

王朝の庇護のもと様々な技術革新と発展を遂げた首里織ですが、明治に入り、王府の廃止と共に急速に衰退していきます。そして第二次世界大戦の戦火によって、一度はその歴史が途絶えかけますが、戦後、宮平初子(人間国宝)さんらの尽力により復興を果たしました。

山口良子さんは、1945年沖縄県那覇市生まれ。沖縄が復帰運動に燃えていた1972年、偶然出会った沖縄の織物に心奪われます。務めていた会社を辞め、織物の道へ。首里織復興に尽力した宮平初子氏に師事します。1979年には「手織り山口工房」を設立し独立。その後は那覇伝統織物事業協同組合の理事長を務められるなど、後進の指導にも熱心に取り組まれています。


山口良子 首里織着尺(花織・薄桜鼠色)
光によって変化する、瑞々しい地色…

かつての琉球王朝の頃とは違い、現在は沖縄の様々な場所、そして作り手によって花織が手掛けられています。しかしそれらと見比べても、やはり山口さんの首里織は圧倒的に美しい。織の精緻さはもちろん、デザインの奥深さ、糸質への強いこだわり(純国産糸100%)…特に私は山口さん特有の透明感ある色彩に強く心惹かれます。

首里織の伝統を基調としながらも、その色彩美、意匠性は単なる"伝統の踏襲"に収まらない、現代に生きる工芸としての、新鮮さと味わいを感じさせてくれるのです。


山口良子 首里織着尺(花織・薄桜鼠色)
美しい花織の艶感…

前置きが大変長くなりましたが、山口良子さんの首里織着尺です。
桜を主な染料に織りだされた、瑞々しい薄桜鼠色。さらりとした軽やかな風合いの中に、糸質の良さを感じるふっくらとした織味が絶妙に同居しています。
5分から1寸ほどの間隔で、山口さん特有のよろけた花織が伸縮を繰り返しています。寄せては返す波や、首里の町に吹く穏やかな風…そんな沖縄の雄大な自然を思わせる美しい意匠です。

はじめてこういった織物をご覧になられるお客様からは、「これは紬ですか?」とよくお尋ね頂きます。同じ先染めの織物ですが、糸と織の違いによってその表現は様々。一般的なイメージで言えば、真綿糸の紬、ほっこりとした結城などが"紬らしい紬"でしょうか。 一方、山口さんの首里織はその正反対。絹のもつノーブルな美しさを引き出したこの織物は、"王族や士族の為の…"という歴史を感じさせてくれる、品格ある仕上がりです。

袷のお仕立てはもちろんですが、単衣でのお仕立ても大変おすすめです。きっと私の拙い文章と写真では、この首里織の美しさの半分もお伝えできていないと思います。ぜひお手に取って、手仕事の素晴らしさをご覧頂ければ幸いです。お手持ちの帯とのコーディネイトなどお気軽にご相談下さい。


■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。袷仕立てをご希望のお客様は、ご注文時に八掛の色目(地色共・ご希望の色等)と、無地か暈しのご指示をお願いいたします。寸法のご相談などございましたら、お気軽にお申し付けください。

■お手入れについて
日常のお手入れは、汚れやすい衿・袖口や裾等の部分洗いで十分です。長期間の保存の前や、シーズン終りなどには、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

山口良子 首里織着尺(花織・薄桜鼠色)

【素材】
絹100%
【生地巾】
約38.2cm
【生地丈】
約12.5m
【価格】
売切御礼

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