汗抜き

通常の丸洗い（ドライクリーニング）だけでは着物に汗が残ってしまう事があります。これはドライクリーニングに使用する溶剤は油性の汚れ落しには適していますが、汗などの水溶性の汚れ落としには不向きなためです。

近年では技術の進歩により、特殊な溶剤を使用した「汗抜きクリーニング」などもありますが、これだけでは完全に抜けきらず、着物に残ってしまう事があります。特に単衣や夏物など、着物が湿るほど汗をかいた時には、別途「汗抜き加工」をおすすめ致します。

「汗抜き加工」は、衿、脇、帯下等、汗を含みやすい部分を細かな霧状の水で繰り返し洗います。これによって汗に含まれる「塩分」を着物から取り除き、黄変やしみから守ります。

見た目では分かりにくい汚れですが、来年もまた気持ちよく着るためにシーズン終わりなどはしっかりとお手入れをしておきましょう。

価格表

汗抜き加工（脇・衿）	\3,100～
汗抜き加工（脇・衿・帯下）	\4,800～

※表示価格はすべて税別価格です。

• 納期はお預りから約3週間です。お急ぎのお客様はご相談下さい。
• 汗が原因の変色や黄変直しには、別途費用が必要です。
• お着物の状態によっては加工をお断りする場合がございます。予めご了承ください。

汗抜き加工の流れ